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一般社団法人松浦地区畜産振興会
松浦地区家畜診療所
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TEL:0956-72-0562
FAX:0956-72-0904

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Q&A

 

難産について

難産について
 
難産の原因について
胎児が大きい胎児過大、胎勢の異常の胎児失位、陣痛が弱い陣痛微弱、胎児の奇形や子宮捻転などがあります。
 
分娩の監視について

膣内センサーを挿入するシステムや監視モニターシステムなどがだんだんと普及してきています。

分娩の徴候には乳房や外陰部の張り、尾根部の靭帯の緩み、体温の低下などがあります。

 

 
子牛の向きがおかしい
分娩開始時には子牛は子宮内で横向きや仰向けなどの姿勢をとっていて、分娩が進むにつれて正常な姿勢となりますので分娩経過中に横向きや仰向けであることは異常ではありません。
 
破水がおかしい
1次破水(茶色)、2次破水(白)の順は同時のことも、逆のこともあります。
 
破水後陣痛が弱くなったのですが
破水をすると圧力が弱まりますので陣痛が一旦弱まりますが、1時間程度の内に再び強くなります。
 
牽引の方向や角度について
頭位の場合、頭と肩が陰門から出きるまでは真後ろに水平に、肩が出きったら45度ほど斜め下に引く向きを変えます。尾位の場合、太ももが完全に出きるまでは真後ろに引き、太ももが出きったあとは45度ほど斜め下に引きます。
 
母牛が横になったのですが
通常お産するときは母牛は横になって娩出します。立ったまま分娩したとき、母牛は警戒しているのかもしれません。できるだけ母牛の気が散らないようにしてあげましょう。
 
逆子なんですが
尾位(逆子)の姿勢では臍帯が伸ばされて血液の流れが悪くなることがあり、また鼻や口も最後に出てきますので呼吸も不利なため、飛節や太ももあたりが出てきたら介助を考えてよいでしょう。
 
早く介助したいのですが
早すぎる介助はかえって難産をひどくしてしまいます。無理に引っ張ると後産停滞や子宮内膜炎の原因になり、次の受胎に影響しますので必要最小限の介助を行いましょう。正常であれば陣痛開始から2~3時間待ちましょう。
 
胎児の確認について
産道に手を入れるときは手や外陰部のまわりなどをきれいに洗って消毒してから行います。失位の確認(頭位または尾位で正常か)や生死の確認(舌や足をつかんで反射があるか)を行います。
 
新生子牛への対処について
バスタオルなどでマッサージし、頭部を冷水刺激したり鼻孔を刺激するなどして自発呼吸を促します。後肢を懸垂して胎水を吐かせる方法がありますが、呼吸器を圧迫することがありますので症状をみながら慎重におこないます。子牛用のポンプ式人工呼吸器を利用するのもよい方法です。
 
臍帯がつながっているんですが
臍帯はむりに断裂させず、自然に切れるのを待ちましょう。臍帯血には幹細胞という分化能、複製能に優れた細胞があるので、臍帯血をできるだけ多く胎盤から回収させるためです。
 
新生児仮死について
出生時に自発呼吸の異常や循環不全を起こし、起立不能、頻回呼吸、チアノーゼの症状がみられることがあります。呼吸改善のためドプラム投与したり、血液ガス分析装置を使用しアシドーシスなど観察しながら治療を行います。
 
流産の原因について
母体側の原因として、栄養不良、ビタミンや微量元素の欠乏、
中毒、内分泌異常、ほかの疾患に継発するものがあります。
また胎児側の原因としては奇形や多胎があります。
そのほかの原因として転倒や打撲によるもの、
寒冷・暑熱ストレスや長時間の輸送ストレスによるものがあげられ、
これが最も多いと考えられます。
 
感染性流産について
細菌性流産としてブルセラ病、レプトスピラ症、カンピロバクター症、リステリア症、クラミジア症など。
ウイルス性流産として牛ウィルス性下痢・粘膜病(BVD‐MD)、牛伝染性鼻気管炎(IBR)、アカバネ病、イバラキ病、チュウザン病、アイノウィルス感染症など。
アスペルギルス症などの真菌性流産、ネオスポラ症、トリコモナス症などの原虫性流産があります。
 
 
流産の対策について
床を滑りにくくするなど転倒の防止対策や、
適切な飼養管理により妊娠牛のストレスを軽減することが重要となります。
また感染性流産の原因菌の中にはワクチンにより予防可能なものもあります。
多発したときや奇形胎児の場合は家畜保健所に病性鑑定依頼することもあります。
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