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一般社団法人松浦地区畜産振興会
松浦地区家畜診療所
〒859-4502
長崎県松浦市志佐町里免200-3
TEL:0956-72-0562
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Q&A

 

繁殖について

繁殖について
 
分娩後の子宮の回復について
分娩直後の子宮の重さは10Kgほどで、修復にはオキシトシンとPGF2αが関与し、子宮の収縮により悪露が14日程度で排出されます。子宮の収縮は約4日でなくなり大きさは5日ほど、長さは2週間ほどで半減し1ヶ月程度で修復が完了します。後産は7~10日ほどではがれ落ちます。
 
分娩後の卵巣の回復について
分娩後10~15日頃に初回の排卵が起こり、30~35日で2回目の排卵があり発情行動を示し、その後21日で発情周期を繰り返す。回復の程度は難産、胎盤停滞、栄養状態、授乳、泌乳量などの要因で異なります。
 
繁殖障害の原因となる解剖学的異常について
異性多胎に見られるフリーマーチンや生殖器、副生殖器の欠損、遺伝的卵巣形成不全など先天的異常、また難産介助や人工授精、子宮卵巣の処置により生殖器、副生殖器の損傷、狭窄、閉塞など起こします。子宮や腹膜の炎症は卵管采や卵巣に波及して癒着を起こすこともあります。
 
繁殖障害の原因となるホルモン分泌の異常について
性腺刺激ホルモンの分泌不足による黄体形成不全、プロジェステロン不足による不受胎などがあります。GnRHや性腺刺激ホルモンのサージが欠如すると卵胞は排卵せず卵胞嚢腫となりエストロジェン分泌が亢進することがあります。
 
繁殖障害の原因となる飼養管理の不良について
過肥や低栄養では繁殖成績は悪く、授乳や泌乳による分娩後の体重減少は卵巣活動の遅延や卵胞発育障害を起こします。また適度の運動は分娩後の初回排卵や発情発現を良好にし受胎までの受精回数を減少させます。ストレスの多い環境下では血中コルチコイドが上昇しホルモン分泌異常が起こるといわれています。
 
微生物感染による繁殖障害について
アカバネ、チュウザン、アイノ、IBR、BVD-MD、イバラキ病ウィルス等のウィルスの感染が不受胎や流産などの原因となります。また細菌ではブドウ球菌やレンサ球菌などの常在菌も繁殖障害や流産の原因になることがあります。
 
繁殖障害の人為的な原因について
発情を見逃す、発情開始時期を把握できないことにより受精適期を逃す、また人工授精技術や繁殖障害診断技術の不足などがあります。
 
卵胞発育障害について
卵胞の発育が全く無い、またはある程度まで発育するが排卵することなく閉鎖退行し無発情となるもので卵巣発育不全、卵巣静止、卵巣萎縮などがあります。治療はヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)、酢酸フェルチレリン、酢酸ブセレリンの投与などです。
 
 
卵胞嚢腫について
卵胞が排卵することなく成熟卵胞の大きさを超えて異常に大きくなり存続する。嚢腫化した卵胞の大きさや個数はいろいろで、原因はLHサージの不足、欠如といわれてます。治療は酢酸ブセレリン、酢酸フェルチレリン、hCG投与、CIDERやPRIDによる治療があります。
 
黄体嚢腫について
卵胞が排卵することなく正常範囲を超えて異常に大きくなり、卵胞壁の一部または全部が黄体化し存続する。通常無発情で、治療はPGF2αの投与などがあります。
 
排卵障害について
卵巣において卵胞の発育がみられるものの排卵に時間がかかる排卵遅延と、排卵にいたらず閉鎖退行または嚢腫化する無排卵があります。治療は酢酸フェルチレリン、酢酸ブセレリン、hCGの投与などがあります。
 
鈍性発情について
排卵や黄体形成など発情周期は正常に営まれるが発情兆候が弱いまたは現れないもの。治療は黄体期にPGF2αの投与、発情期にエストラジオール投与、イソジン液を子宮内注入、CIDERを用いた治療などがあります。
 
黄体形成不全について
排卵後黄体の形成が不良であるもの。原因はLHやFSHの分泌異常、LHレセプターの異常、黄体退行因子の異常などが考えられます。治療は酢酸ブセレリン、酢酸フェルチレリン、hCGの投与などがあります。
 
黄体遺残について
排卵後形成された黄体が長時間存在するものでその間無発情を示す場合で、治療はPGF2αの投与などがあります。
 
直腸検査について
子宮頚管を持ち上げ、後方に引き上げ子宮を骨盤腔内に持ち上げ反転させ、子宮頚管の太さ、固さ、長さなどを検査し、子宮の太さ、断面形状、収縮性、弾力性など検査します。卵巣については大きさ、形状、硬さ、弾力、卵胞や黄体の有無や個数、形状などを検査します。
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